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タグ: 文芸

黄レ麗:エピローグ:これからの二人

先生はいきりな不機嫌になった。
「怖気づいたか」
「え・・・」
僕がミズキちゃんのことを言うまでは機嫌よさそうだったのに。
「それでも男か」
「あの・・・」
「キンタマついてるのかって聞いてるんだ!」
僕は縮み上がった。
先生の怒声に。
この不理解に。
先生がどうしてそんなに怒るのか。

ほんの僅か前。

黄レ麗:最終話:高校デビュー

「ありがとうございました」
全力で走り過ぎた。
調子こいた。
疲れた。
息が切れすぎてヤバイ。
もうそれなりに寒くなってきたというのに僕は身体も心もホカホカだった。
コンビニのレジ袋を眺める。
メロンパン二つにフルーツ牛乳といちご牛乳。
(レイさんは苺が好きな気がする)
予想より早めに着きそうだったのでコンビニに寄った。
一限目の休み時間でつまみ食いしよう。
(メロンパン・・・)
一つは僕の分、もう一つは彼女の。

コンビニでパンを物色した時、初めて彼女と喋った日を思い出した。

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