Skip to content

少年犯罪者A(仮)

これは、ここ数年前から暖めつつある素材だが、あまりにダーク過ぎてお蔵入り可能性が高い。エッセンスとしてどこかで使いたいな。タイトルは決まっていない。「グレー」とか「ブルー・バーナー」とか「ある犯罪」とか「犯罪者という生き方」とか色々頭にあるが、まだどれもしっくりいっていない。書き出しはこうだ。

青い炎。
嘗て仲間だった男の1人が私をそう喩えた。
情念の青い炎だと。
私は笑顔で応えたが、それは肯定を意味していない。しかし奴は鈍いから気づかなかったようだ。鈍い奴は嫌いだ。鈍いくせに腹黒い。強欲だ。鋭くて強欲ならわかる。鈍い上に強欲とは、なんて浅ましい人間なのだろうか。醜い。
自分では思っていなかったが、言われてみると赤い炎ではないとわかった。青い炎ほど鮮明だろうか、想像するとしっくりこない。消えかかっ灰色の炎・・その方が相応しいかもしれない。自らの炎で降り積もった灰によって見えなくなった炎。しかし長い間静かに燃え続けている。誰にも気づかれずに。そして、いつの間にかコトが起きている。そうだ、私は灰色の炎だ。
だが、他人の意見は大切だ。私は灰色と思っているが、仲間内は青いと思っている。つまりギャップがあるわけだ。ギャップを埋める必要があるだろう。埋めないとそれが命取りになる。

今度新しい仲間を探した時に確認しよう。
私を色で喩えると何色か。
この貴重な情報をくれた奴・・・名前はなんだったろうか。
どうでもいいか、死んだのだから。

Published in単発オリジナル

Be First to Comment

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。