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タグ: SF

STG/I:第二話:救世主

「メーデー!メーデー!」

夢を見ている。
俺が夢を見る時は全て悪夢と言っていい。
今となっては体調のバロメーターでもある。

「嘘、駄目だよ、無理だよ、多すぎる、もうヤダ・・・死にたくない」

悪夢の内容で具合がわかるからだ。
夢に現実の知人が出る場合、悪い中では最も軽い。
長さでもわかる。
軽い悪夢で短いのは更に軽い。
具合が悪いことには変わらないが。

「助けて!助けて!誰か!誰かー!」

STG/I:第一話:サイトウ

生きている。

また、朝が来た。
肉体が喜びを感じるのが悔しい。
意識は絶望の底を舐める。
馴染みの味。
もう涙も出ない。
悲しむ時期はとうに過ぎた。
叫ぶ体力もない。
サラリーマン時代の貯金の底も見えつつある。
忙しすぎてお金を使う時間が無かったのが不幸中の幸い。
後一年持つだろうか?
節約して一年半。
いずれにしても収入がないのだからジリ貧。

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