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月別: 2018年9月

STG/I:第七十三話:衝突

「にしても日本人ばかり痛めつけやがって・・・。横の連携もマザーの連中は俺たちに任せているが、リアル国家間ですら上手くいかないのに、好き勝手やりたいゲーマーが集まったって、土台連携なんてとれるわけがない。お前には言ってなかったけど、過去何度と無くそうした取組があったことは記録にある。無様の一言に尽きるぞ。どいつもこいつも身勝手の欲深いクソ共ばかり。ゲームにまで過去の出来事や政治を持ち込む輩もいる。終いには政治家気取りの肥太った豚のたまり場になった。そいつらときたら口ばかりで何もやらない。徹頭徹尾保身の塊だ。それにしてもマザーは日本にばっかり押し付けすぎだろ・・・そう思わないか?」

STG/I:第七十二話:クソゲー

自殺。

言われて気付いた。

自分の命の落とし所を考えてのヒロイズム行為と問われれば「違う」とは言い返せない。

心の奥底に潜む「終わりにしたい」という無意識の塊。

地球を守るという体の自殺。

シューニャは頭を抱え項垂れると頭に爪を立てた。

頭を握りつぶさんばかりに十指を食い込ませる。

「でも・・・隕石型宇宙人に食われるか、ブラック・ナイトに食われるかの差でしかないんじゃないですか。どっちがいいというわけでもない・・・。仰るように私がアレに乗ることは破滅のBプランでしかないような気がしないでもない・・・だとしても、時間は稼げる。時間は何よりも代えがたい。タイム・イズ・マネー。時は金なりと言いますが、実際、金以上です。時は代替がきかない。その時を稼ぐことに意味が無いってサイキさんは言うんですか?」

STG/I:第七十一話:紡いだ言の葉

サイキは頭を乱暴にかき乱すと、何度か自分の頬を叩いた。

声にならない呻き声を上げ、項垂れた。

「単なる推測ですが・・・」

「なんでもいい・・・言ってくれ。俺に構わず。全部。全部言ってくれ」

「マザー達の真の狙いはブラック・ナイトなんじゃないですかね?」

サイキは顔を上げた。

STG/I:第七十話:サイキ

思いを巡らすほど焦燥感は拭いきれない。

宇宙が動き出した時、一体何が出来るというのだろうか。

自分の身体だっていつ動かなくなるかわからない。

以前みたいに発作めいたものが起きた時に投入出来る薬剤もない。

自分の肌は四日と正常を保てないのも明らか。

多少体力が向上したとは言え、無理をして動けるのはせいぜい数日といったところ。

STGIを得たところで大海の一滴なのは明らかだ。

STG/I:第六十九話:暗中模索

ミリオタさんの話はこれといって大したものではなかった。

静の新衣装について意見を聞きたかったらしい。

しかも静がシューニャを呼んで欲しいと懇願したからだそうな。

静は顔を赤らめ「いかがでしょうか」と言い、くるりと回った。

衣装は巫女。にしては少し露出度が高めな気がするが。腰のスリットが大きい。

個人的には古式ゆかしいデザインの方が好みだが。

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