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日別: 2018年1月10日

STG/I:第四十四話:秘密会談

シューニャは考えていた。

何を伝え、何を黙るか。

こういう時、ソロはつくづくいいと感じる。

コミュニケーションが面倒であり、嬉しくもある。

(戻る以上は黙っているわけにはいかないだろう)

サラリーマン時代の経験もあり人嫌いになった時期がある。「他人は自分の聞きたいことだけを聞き、自らの影に怯えている」そう感じた。それ以来、喋るのが嫌になった。肯定成分九十九%の事実も、否定的な人間には一%も届かない。様々な方法で伝える努力をしたが諦めた。「伝えることは不可能」であると。ましてや時限爆弾のようなニュースを冷静に受け入れられる人は恐らく一%いるかどうか怪しいと考え、彼の仕事は内向的になっていく。もっともそうした状態は辞める大分前の話しだが。

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