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月別: 2017年11月

STG/I:第四十一話:胎動

(ココは・・・)

 

真っ暗なコックピット。

目の前には巨大な星。

星が大きすぎて真っ暗。

身体が動かない。

星の光が微かに内部を照らした。

首を少しだけ左へふる。

(なんで僕は濡れているんだ)

全身にナメクジが這いずったかのような後。

粘着性の何かで濡れているようだ。

身体が動かない。

ドキュメンタリーで見たことがある。

生まれたての子鹿。

STG/I:第四十話:ジェラス

俺はアメリカのゲームのエンディングというエンディングが大嫌いだった。

孤軍奮闘し、幾度もの絶体絶命の窮地を切り抜け、命からがらエンディングを迎えての悲劇的結末。何の解決にもなっていないという落ち。だったらこれまでの苦労はなんだったんだ。一人生き残った彼がどうしてこんな目に合わないといけないのか。

(俺は嫌だ)

絶対に、自己の何ものをも引き換えにしても絶対に。絶対にだ。俺はそういう人の気持ちを拾い上げたい。拾わないと。誰が見ていなくとも。誰の為でも無く。例え敵わなくとも、そういう馬鹿な人間がいたということが伝わればそれでいい。そうじゃないとイケナイ。そうじゃないと意味がない。人間である必要がない。

そんな主人公を救いたい。

誰か手を差し出さなくとも。

俺が。

絶対に。

何に引き換えてもでも。

STG/I:第三十九話:終わらない悪夢

半壊した日本の本拠点はもぬけの殻。

既に聞く者はほとんど居ないが、けたたましくマザーからの警告音声は鳴り響いた。

「緊急警報発令。

日本・本拠点所属のSTGによりデスロードが起動されました。

本拠点安全確保規定により移動を開始します。

総員移動に備えて下さい。

全隔壁をカウントダウン後に閉鎖。

露出ブロックは全て切り離されます。

STGの出撃および帰投は凍結。

安全の為、拠点内のプレイヤーはログアウトして下さい」

数少ない搭乗員の中に彼の姿。

”猫いらず”の隊長である。

「だから言ったんだ!だから言っただろ!だからだ!だから!だからーっ!」

顔を腫らし、横たわり、うわ言のように繰り返している。

その側にはもう誰もいない。

STG/I:第三十八話:デスロード

「ソード、デスロードを起動して」

「そのことなんだけど・・・」

「質問は受けない。起動して」

「デスロードの使用には確認事項が多いんだ。人によるけど、早い人で一分程度。遅い人で、恐らく数時間・・・」

「数時間?どういう意味!」

そんな時間は無い。

STG/I:第三十七話:爆発する宇宙

本拠点に張り付いたまま動かなくなったアメリカのSTGI。

爆発を続ける宇宙人。なおも拡大を続ける。

緊急事態は回避されたかに思えた。

彼らが思い出すのも無理もないことである。

「隊長・・・凄い言いづらいんですけど・・・」

お知らせ:黄レ麗のイメージソング(嘘)がCDに!?

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