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小説:メモ:STG/I

メールである仕事を依頼され(やれるかどうかは別にして)真っ先に思いついたオリジナルがこのタイトル。些か、色々あって今はなかなか手を出せない。

ゲーム

依頼内容を読むと、仕様上どうしても小説というよりゲームと割り切った方がいいだろうと考えた。ゲームがメインで物語がサブ。ここは非常に重要な滑り出しに思えた。

どうしても物語先行だとゲームになった際に自分の中で未消化が発生しストレスが貯まる。途中で崩壊する可能性大。何せ、小説というのはある種の偶然性の産物がないと面白くないのだが、そうすると矛盾をはらみだし、それをどう彫琢していくかが課題になる。これをゲームでこれをやるとまず不可能だ。矛盾は回収できないだろう。作者も甚大なるストレスになる。そこで最初からゲームに向いた構造から考えた。

構想

大本の発想はかなり昔になる。筐体型のアーケードゲームが登場した折に、スペース・オペラの協力型ゲームがずっとやりたかった。今だそうした商品は見ない。一番近いのはロボテック?だったけかな、あれが近いがアレはロボだしスペース・オペラじゃない。

ワイヤーフレームのゲームを知っているだろうか?あれは非常にチープな表現だが、ある種、自らの想像で幾らでも壮大に出来る分、ゲームとしても、想像の過程としても非常に魅力的なものだった。あそこから、ある種のリアル・スペース・オペラにずっと恋焦がれていた。

それは映画「スター・ファイター」を見て尚更衝撃を受ける。内容そのものはかなり不満足な出来だったが、それでもエッセンスは最高だった。小学生の頃より似たようなことを夢想していただけに、あの映画の登場はかなりの感動であった。アレをゲームで出来ないだろうか?そう考えるようになっていた。

惜しいゲームはある。これまたスペース・オペラじゃないのだが、ナムコ・ワンダーエッグでフライトシュミレーターぽい2人乗りのゲームが昔あった。あれのもっと劇的なスペース・オペラ版だ。世界観としては私の好きだったシルフィードなら最高だ。

私が自由にやってヨシと言われたらやりたいのはやっぱりスペース・オペラ!!そうした数々のエッセンスを総合し自分なりに見たい世界。それが本タイトルの「STG/I」になる。バックボーンである小説部にスポットを当てたエッセンスを書き留めておきたい。

舞台

ある日、ゲーマー達に電子メールが届く。そこには、「地球の為に、我々の為に、この銀河の為に共に戦って欲しい」 という内容だった。添付されたURLからソフトをダウンロードし、パソコンにゲームをインストールすれば参加とみなし、インストールしなければ不参加と見なされる。専用コードの有効期限は24時間。

プレイを始めた瞬間、プレイヤー達はネット回線を通じ 銀河系戦略戦闘兵器 ”STG28” のコックピットにそれぞれ転送される。そして STG28 を操り謎の侵略者と銀河系内のいずこかで戦いを繰り広げる。

足枷

注意しなければいけないのは7点。登場人物がこれを知るのはほぼ参加後で、マトリクスでもいた彼のように現実を知って離脱するプレイヤーもいる。その為、数を確保する目的で1次募集、2次募集と行われる。メインストーリーのサイトウ(仮)は1次募集のプレイヤー。

  1. 戦闘での死はソフトの強制アンインストール
  2. アンインストール時に場合によってはパソコンが物理的に故障する可能性
  3. 最悪の場合、肉体そのもの、脳にダメージを与える可能性がある
  4. 現実での生活は営む必要がある
  5. 戦闘による報酬は地球上では一切得られない
  6. 他言無用、他言したプレイヤーは死ぬ可能性がある
  7. 撃墜された者は基本的に2度と戦闘に参加することは出来ない

謎の宇宙人

宇宙人が言うには、その報酬は ”地球のひとまずの安全” らしい。彼らはの勢力は日増しに増大し、プレイヤーに依頼した宇宙人の母星にもいずれか後に必ず来ると想定されている。その途上に 太陽系、そして地球がある。つまり、地球を守る行為は、彼らにとっても意義があり、ましてや地球人にとっては大きな意味があると言う。

宇宙人は地球人の生態を調査し、彼らが最も馴染みのある兵器として戦闘機を模倣し STG28 を開発。28とは、28番目の惑星を意味し、既に27番までは、それぞれの住民に合わせたカスタマイズを施し提供され、戦闘が続いている。宇宙人は言う、

「戦うのも戦わないのも自由だ。

 仮に地球人が誰も参加せずとも我々はそれほど困らない。

 我々の星への距離はまだ幾らか猶予がある。

 ただし君らが1秒でも長く平和に過ごしたいのなら戦わなければいけないだろう。

 地球の声に気づいているかね?既に異変は始まっている。

 そして君らの科学力でそれを認識する頃には手遅れになっているだろう 」

ゲームの舞台としてはこんな感じ。ゲーム側はバックボーンの主人公らと同じようにスカウトされたプレイヤー。ただし後発部隊。プレイヤーが参加する頃にはサイトウ(仮)らは英雄的な存在になっている。時間軸的にはシンクロしていく。方法論としては ガンダム がありながら 0088小隊? 見たこと無いけど、ああいう外伝的な扱いで進めていく。こうすると、メインストーリーに抵触することなく自由度を得ながら舞台を汚すことなく膨らませることが出来るかなと。

メインストーリー・バックボーン

サイトウ(仮) という日本人ゲーマーが主人公。彼は無為に感じる日々を過ごしている高校1年生。彼女もおらず部活もせずバイトもしない。毎日家と学校の往復を繰り返し、家ではほぼ自宅でゲームしかしていない。鈍りきった肉体はブヨブヨとし、アダ名は体を表していた。時々、無性に生きていることが虚しくなり、「死」について考えることもないではない。

今や彼のとってゲームだけが唯一の生きている理由。面白いと言われるゲームには概ね手を出した。好きなのはFPSやTPSゲー。その割りには戦略ゲーも好きだった。クランに所属することはなく、チャットを楽しむこともほとんどなくソロプレイに励む日々。そんな彼の元に例のメールが届いた。

「またスパムか」

でも少し気になった。

スパムにしては手が込んでいる。

これだけ毎日スパムが来ると目を流しただけで要、不要は瞬時にわかる。

フィルターも強化しているのでほとんど漏れない。

そんな中、これは入っていた。

「ゲームタイトルが ”STG/I” 。なんの略かな?概要からするとシューティングゲームっぽいけど。シューティングの略語でSTGかな。Iはなんだろう?機体の名前が STG28 なのに I ってことは、”I”・・・私のIかな。日本語でOK。てか、日本人に出しているんだから日本語でいいだろうって、難癖ぇ~」

いつものように誰もいないのにメールに向かって話しかけている。

条件に他言無用とあったがネットで検索してみた。

何も出てこない。

手を尽くすも何も出てこない。

掲示板に書き込むも何故かエラーになって書き込めない。

「くそ!なんなんだよ。運営仕事しろ!」

画面に向かって悪態つく。

「感染したらいやだし、破棄するか・・・」

デリートキーを押す指が止まる。

どうにも気になる。

「24時間かー・・・ますます胡散臭いな。

九分九厘詐欺の方法でしょ。

まてよ、いちをURLの不正チェックだけしておこう」

ウィルス対策ソフトは入れていある。

無課金厨だが、必要なものにはお金を惜しまなかった。

「URLに問題ないか・・・よし。

と、その前に復元ポイントを設けておこう」

大切なデータや秘蔵画像集が入ったHDDは切り離す念のいりよう。

「なんだ、普通のゲームサイトじゃん。

F2Pゲーかな・・・あ、無料と書いている。

何これ面白そうじゃん。

シューティング大好き!

シュミレーター系かな?モースコンバット系なら大好物なんだけど。

あんまりガチガチなシュミレーターってのはね~も~いいや。

かといって、ヘコヘコじゃつまんないし」

プレイ画像や映像を確認する。

「リアルだな~・・・ヤッバ、やりたくなくってきた」

サイトウはユーザー登録をしインストールした。

「ヤッベ、ワクワクしてきた」

起動した。

銀河を揺さぶる大戦争へと自分が身を投じたとも知らずに。


うん、如何にも有り体だけど、それ故に書きやすい感はあるな。

Published inSTG/I

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